今日の誕生花「ハゲイトウ」
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絶望と希望
何度も何度も色んなものに絶望してきて、
私の人生の中で唯一の友達は絶望なんじゃないかと思う時がある。
いじめられた時
不登校になった時
引きこもりになった時
受験に失敗した時
お金が無くなった時
仕事できなくなった時
自分は何にも出来ない人間なんだと思い知った時
絶望に慣れてしまえば、絶望することも少なくなってきた。
どうせ全て駄目なもんだと分かっているから。
絶望するときは、決まって何かに希望を抱いている時だ。
これだけ見た目を磨けばいじめられないだろう
仕事の人間関係にだって見た目がいい方がいいだろうし
自分はまだまだできる人間なんだ
希望なんて簡単に、目に見えなくなる程粉々に砕け散るくせに
絶望は私の心臓を鷲掴みにして、無理やり引き剝がそうとすればするほどその痛みが増す。
もう、こいつと生きていこうと思うわけだ。
でも、案外悪くないものである。
世の中には、絶望なんてものを知らずに生きてきた生温い奴もいる。
そんな奴が、自分はすごい奴だと戯言を言っている。
そんな戯言しか言えない奴よりも、
絶望を知った上でこうして確かに生きている自分の方が
よっぽとすごい人間だと、私は思っている。
絶望を知っていることは、立派な武器だ。