今日の誕生花「パンジー」
お土産の思い出
葬儀のアルバイトをしていると、本当にいろいろなご遺族に会います。
「じゃ、天国で会おうな！」みたいな感じで笑顔で故人様を送り出す方もいれば、涙が止まらなくていつまでも故人様の顔を撫でている方もいる。
今日の方は、後者の方でした。
その方は故人様の次女さんだったのですが、開式前のナレーションで故人様との思い出等が語られ始めた時点で、もうむせび泣きはじめて……
会葬者へのあいさつも、むせび泣きながらなんとかあいさつしていました。
献花した後も棺の中に手を伸ばして愛おしそうに撫でており、いよいよ棺の蓋が閉まるとなった時も、蓋が閉まるのを嫌がって「お母さん、お母さん」と故人様の顔に手を添えながらずっと泣いていました。
同業者はもらい泣きした私をからかってましたが、、、あれ、もらい泣きしちゃうって……
私も数年前おばあちゃんを亡くしたので、大切な人を失う気持ちは分かっているつもりです。
故人様とはもう話をすることも笑い合うこともできません。
残されたのは、本当に"思い出"だけです。
大好きだった人とは良い思い出がたくさんあるし、大嫌いだった人とは悪い思い出がたくさんあります。
それが、その人が残してくれた"お土産"ですね。
また、死を意識するきっかけにもなります。
メンタリストDaigoさんが"デスライティング"というものをおすすめしています。
死について一週間考えるものです。
自己肯定感とかあがるもので、そういうのを始めるいいきっかけにもなると思います。
だから、自分がその人のところに行くとなった時、その人が自分にたくさん良いお土産をくれたように、たくさん土産話を持っていきましょう。
そのためには、楽しく生きないとですよね。
誰もあなたが辛く生きることなんて望んでいませんよ。
(あ、多分あなたが嫌いな奴は地獄に落ちているはずなのでお土産はいりません。もしくは蜘蛛の糸でも持って行ってやろうぜw)
